戸建住宅の外部リフォーム工事(奈良県香芝市)
物件住所:奈良県香芝市
工事期間:平成23年4月 (3週間程度)
工事内容:戸建住宅の外部リフォーム工事
リフォーム工事へのきっかけは外壁の汚れが気になって
お客様より、そろそろ外壁廻りをキレイにしたいので一度見に来てほしいとお電話いただき、現時点での状態を調査に伺いました。
外壁自体はサイディング壁で損傷も少なかったのですが、屋根・防水・シーリングなどの経年劣化が進んでおり、築約10年ということもあり、タイミング的には改修の時期でした。
リフォーム対するご要望にはキチンと答えます
お客様が生活されていてのお困り事などをお聞きして、工事プランを立てました。
お客様のお困り事・ご要望
1.樋の途中から、水が漏れる
2.暑さを抑えたい
3.基礎のクラックは大丈夫?
4.玄関ノブが塗装剥がれてきた
5.バルコニーの手摺の塗装がめくれてきた
主にはこのようなご要望がありました。
1.樋の途中から、水が漏れる・・・には
樋の継手と呼ばれる連結部分が経年劣化で損傷して、そこから水がびちゃびちゃと落ちてきていました。
樋の継手を新しいものに交換し、継手と樋は専用のパテで隙間なく接着。
損傷していない樋自体は塗装でキレイに仕上げました。
2.暑さを抑えたい・・・には
屋根の塗装に遮熱塗装をご提案し、施工。
まずは、ブラッシングや高圧水洗浄やケレンにて汚れなどを綺麗に取り除きます。
その後、下塗り(プライマー)→中塗り(遮熱塗料1回目)→タスペーサー差込→上塗り(遮熱塗料2回目)と進みます。
サイディング壁にはウレタン樹脂の半ツヤにて落ち着いた感じに塗装。(ピカピカ反射しないようにの半ツヤです)
▼外壁塗装前 現況▼
▼外壁塗装完了▼
ご要望通り、ピカピカ感は抑えられています(v^ー°)
3.基礎のクラックは大丈夫?・・・には
基礎部分にはクラックが多数ありましたので、下地補修を施し基礎部分が通気出来るように通気性のいい材料を使用しました。
4.玄関ノブの塗装剥がれてきた・・・には
玄関ドアのノブはメクレにくい強力なラッカー仕上げ。
素地ケレン→ラッカー塗装1回目→素地調整→ラッカー塗装2回目→素地調整→ラッカー塗装3回目完了
塗装→素地調整を繰り返し、強力にメクレにくいように仕上げています。
5.バルコニーの手摺の塗装がめくれてきた・・・には
よく人が触る部分のバルコニーやシャッターなどは機械での吹付仕上げにし、より塗装が剥がれにくいように施工しました。
機械での吹付仕上は技術と経験が必要となります。今回は乾きの早い温風ガンで吹付いたしました!
その他経年劣化による損傷・・・には
シーリング工事で対応
防水工事で対応
▼バルコニー 防水工事施工前現況▼
▲バルコニー防水工事 完了▲
リフォーム工事の肝は適材適所
▲リフォーム工事 完了▲
リフォーム工事・改修工事の全てには、その箇所、その部位に1番合う施工方法があります。この材料の性能がいいというだけではダメなんです。
木部には木部に適した材料・鉄部には鉄部と構造物や劣化の進行具合によっても使用する材料は変わります。その為調査作業というのは重要となってきます。ちゃんと調査して計画しないと、せっかく工事しても長持ちする可能性が低くなります。ちゃんと調査をしていれば、その箇所に合った施工方法が出来るので必ず長持ちします。
そこらへんもシュウケン工業ではこだわってリフォーム工事をしておりますし、これからもしていきます。