テナントビルのリニューアル工事(大阪市中央区)
物件住所:大阪市中央区
工事期間:平成21年5月~7月(約3ヶ月)
業者:下地工事業者・塗装工事業者 他
今回は隅々の部位までの改修工事!
下地調整の重要性とは・・・!?
今回ご紹介いたします工事は、さまざまな会社様が利用されているテナントビルのリニューアル工事です。
お客様より「建物の劣化を直して、全体的に綺麗にして欲しい」とご相談を受け、まずは建物点検・調査を行いました。(ビルということもり建物自体が大きく、点検を行う箇所も多いため、時間をかけて調査を行い、またビル内におられる方々の妨げにならないよう注意致しました。)
調査の結果、外壁のヒビ割れ・浮き等の劣化が見受けられた他に、塗装が必要な箇所、洗浄が必要な箇所が多数ありました。
塗装工事が必要な箇所
ベランダと駐車場の天井、鉄骨階段、鉄扉、テラスと屋上の手摺、ドレン、キュービクル、アンテナ支柱の鉄部材、ベントキャップ、外壁等、建物全体
高圧水洗浄・薬品洗浄が必要な箇所
外壁タイル、大理石、吹付け壁
点検調査の時と同じくビル内におられる方々への安全、妨げにならない事はもちのこと、ビルの外で通行する方々への安全も配慮し工事を進めてまいりました。
高圧水洗浄・薬品洗浄
大理石本来の重厚感を取り戻す
▲施工前▲
大理石専用の薬品洗剤を使い、大理石を傷めないよう手洗いで洗浄
▲施工後▲
くすみやくもり等の汚れが綺麗に落ち、輝きを取り戻しました!
避けられない外壁タイルの汚染は入念な手洗い洗浄
陶磁器タイルは、耐久性、耐水性などに優れており今ではマンションなど多くの建物の外壁に使用されていますが、雨や紫外線などにより目地部分から劣化していきひび割れ等をまねいたり、排気ガスや雨風などの汚れが付着し変色したりなど、経年劣化や汚染は避ける事が出来ません。
▲施工前▲
タイル表面が黒く変色し、目地部分には排気ガスなど油分を含んだ汚れがこびりついていました。
こういった汚れは、専用の薬品を使い、様々なブラシを使い分け手作業で丁寧に落としていく事が肝心なのです。
▲施工中▲
洗い残しがないように確認しながら行います。
▲施工後▲
高圧水洗浄も使い、マンション全体の洗浄をして、白くなり綺麗に!
塗装工事箇所
錆や汚れが頑固に付着した亜鉛メッキの階段!
素地調整をして問題点を処理後、亜鉛メッキ階段に密着性のある錆止め下塗り、中塗り、上塗りの順番に施工をして仕上げました。
▲施工前▲
白くなった汚れが目立ち、劣化している事が写真を見てお分かり頂けますか?
まずは、鉄板の接合部・表面に付いた汚れや、手摺の発錆、腐食などを取り除く為にケレン作業を行います。
▲ケレン作業中▲
サンドペーパーを使って階段全体の汚れやサビを入念に除去
▲施工後▲
塗装の前は必ず入念な下地処理(下地補修)が必要!
まずは、施工前に撮られた、下記写真を御覧ください。
外壁に、白や黄色といった落書きのような色が塗られている事がお分かり頂けますか?実はこれは、下地処理の為のマーキングで、クラック(ひび割れ)や、浮き等の補修が必要な箇所に調査の時に目印としてつけています。
▲高圧水洗浄中▲
高圧洗浄機を使い、壁の表面の汚れを綺麗に落とします。
▲下地調整後▲
既存の模様に合わしてパターンをあわせておかないと、その上から新しく塗装をしても、その部分が目立ち、綺麗に仕上がらない為、丁寧に施工します。
サビの発生問題が多い鉄製部材
屋外にある鉄製の部材は、室内と比べ、どうしても雨風や紫外線などといったダメージを直接受ける事が多い為、変色やサビの発生といった厄介な問題が多く生じてしまいます。
▲屋上のアンテナ支柱の鉄製部材の施工前▲
ツヤがなく塗膜表面が白くなり、サビが発生している事が確認できます。
サンドペーパーや皮すきを用いて旧塗膜、サビ等の汚れを手作業で徹底的に取り去る!
▼施工後▼
錆の発生を抑制する効果の高い錆止め材を塗布してから、紫外線等の影響に強くて美しい状態を長期間保つ事のできる上塗材(シルバーペイント)を使用しました。
▲施工後▲
汚れやサビ、塗膜表面の劣化がなくなり、ツヤを取り戻す事が出来ました!
お客様に満足して頂くには、下地(処理・補修・調整等)作業が決めてだと思っています!
事故やトラブルといった問題もなく、工程通りに作業を進める事ができお客様に喜んで頂けた事と同時に、私自身も満足のいく仕上がりとなりました。
工事完了後の仕上がりはもちろんの事ですが、何よりも年数が経過しても綺麗なままの状態であって欲しいからです。一人でも多くのお客様に喜んで頂きたい!そのように、思っております。
工事のご依頼ありがとうございました。