駅構内のFRP製受水槽タンクの塗装工事
施工内容:足場架設 養生作業 研磨 清掃作業 高圧水洗浄 鉄部錆止め タンク外面塗装 他
関連業者:塗装工事業者
安全な水を貯水する為の定期点検は必須!
FRP(Fiber Reinforced Plastics)製受水槽タンクの点検と塗装工事のご依頼をいただき、無料の現地調査を行いまいした。
※FRP製受水槽タンクとは?・・・耐衝撃性、耐水性共に優れた繊維強化プラスチック材料でつくられた、水を貯水しておく容器・水槽のことをいいます。
現場は、人の往来がとても多い「駅構内」。タンクの破損・劣化状態を調べることはもちろん、周囲の状況を把握し、塗装工事を行う際に風などの影響で塗料の飛散がどの程度あるのかなどを事前に調査。結果を報告後、実際に塗装工事のご依頼をいただきました。
本塗装工事に伴う、注意点は以下のとおり
・駅構内という人の往来が多く、電車が工事現場の近くを走行している という点を十分考慮した安全対策・事故防止対策の徹底
・塗装工事中に出る、汚れ・塗料の飛散 防止
・丁寧な養生作業
塗装工事前
タンク表面に汚れがこびりつき、元の塗装の色が分からない状態になっている事がお分かりいただけると思います。
さまざまな工事で使用されるFRPにも弱点が・・・
先にも述べましたFRPには、耐衝撃性や耐水性に大変優れており、ベランダの防水工事など色々な工事で利用されます。そんな多様なFRPにも、実は「紫外線」に弱いという大きな弱点があります。その為、地上(屋外)に設置された受水槽タンクの表面は特に劣化しやすい状態にあることが言えます。今回の工事でも、屋外に設置された受水槽のため、前述の弱点により一刻も早く補修する状態となっていました。
今回の工事の施工内容
▼足場仮設・養生
▼受水槽表面の研磨作業
サンドペーパーを用いて手作業でタンク表面の研磨を行います。
▼高圧水洗浄
研磨作業で磨いた汚れや、手作で取れなかった汚れを高圧水洗浄にて取り除きます。
▼鉄部錆止め塗料の塗布
▼受水槽タンクの塗装
タンク専用の塗料で一回目の塗装を行います。
耐光性、耐汚染性に優れている塗料を使用し二回目の塗装を実施。
塗装工事後
施工前の黒く汚れていたタンク上部も職人さんの技術によりこんなにも綺麗に!
▼受水槽タンク上部
▼受水槽タンク側面
当初心配しておりました、駅を利用される多くの方々の安全面や職人さんの事故等もなく無事に終了することができました。今回ご依頼いただいたお客様にも「ありがとう、又お願いするよ」と大変喜んでいただきました。
工事の仕上がりが大切なのは当然ですが、作業をする職人さんの安全、地域・周りの方々への安全対策を確実に行うため常に正確な状況判断を怠らない事が必要です。これからも「安全対策」も含め「知識」や「技術」の向上、お客様にとっての「良き技術パートナー」となるよう、日々努めてまいります。工事のご依頼ありがとうございました。